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中島 伸也; 嶋 誠之*; 中島 甫; 近藤 達男
Nucl.Eng.Des., 93, p.95 - 106, 1986/00
被引用回数:6 パーセンタイル:58.99(Nuclear Science & Technology)周知のごとく軽水炉の配管破断は冷却水喪失事故に繋がる大きな問題の1つである。この配管の破壊においてどのような配管材料の課題が内在するかを知ることは軽水炉の安全上重要な要素になる。そこで、特に溶接部熱影響部と冷却水の相互効果に着目し304ステンレス鋼を近似冷却水中で破壊靭性を調べた。破壊靭性は従来大気中で試験する事になっているが、本実験は近似環境中でおこなった最初のものである。その結果、破壊靭性は冷却水の影響を受け、特にき裂先端の変形に伴うエネルギ変化率,冷却水温度,酸素に大きく依存して低下することが知られた。その原因は粒界型応力腐食割れが挙げられる。そのため配管破断、とりわけき裂抵抗性評価に当っては、その荷重負荷速度,材料,冷却水環境の各条件を十分考慮する必要性を初めて指摘した。